限定承認に関わる税について

被相続人に債務があり、相続人が限定承認をした場合、被相続人のプラスの財産の範囲内で、相続人は債務の弁済をすることになります。弁済したのち、プラスの財産に残りがあった場合は、相続人はその残りを相続することができます。

限定承認は相続人にとって有益な相続方法であるように思われますが、専門的な知識のない方が安易に手続きをしてしまうと、損をすることがあります。遺産相続には多くの手続きがあり、それぞれ期限が設けられています。後々のトラブルになり期限に間に合わなくなるというケースも少なくありませんので、最初から専門家にご相談されることをお勧めいたします。また、限定承認をした際の税金についても念頭に入れておいていただきたいので、下記にてご説明いたします。

限定承認をした際は、被相続人に対しみなし譲渡所得税が課税されます。

相続財産に譲渡所得の課税の対象となるもの（不動産など）がある場合、被相続人から時価で相続人に譲渡したものとされ、相続人は譲渡所得税も相続することとなり、納税する必要があります。

譲渡所得税は被相続人に対しマイナスの財産となるので、限定承認をした際、譲渡所得税はプラスの財産の範囲内でのみ納付します。プラスの財産を超過する譲渡所得税については納税の必要はありません。

限定承認は、被相続人の財産がマイナスの財産の方がプラスの財産より多い場合には有益な制度ですが、プラスの財産の方が多い場合には、所得税が発生する分損をしてしまいます。以上のように、限定承認をするかどうかの判断は慎重に行わなければならず、専門家に依頼する方が安心です。

市川市にお住まいの方で、限定承認についてお悩みの方は、リスクを避けるためにもお早めに相続のプロである市川 錦糸町 相続遺言相談室の専門家にご相談ください。市川 錦糸町 相続遺言相談室は地域密着型で、思いやりをもって接することを心がけております。市川近郊にお住まい、または市川近郊にお勤めの皆様の相続についてのご相談は、初回ご相談無料の、市川 錦糸町 相続遺言相談室へお気軽にお問い合わせください。

万が一トラブルに発展してしまうと手続きの期限に間に合わなくなる可能性もあります。お客様の様々な疑問や不安点、難しい専門用語など些細なことでも構いません。当事務所は市川の皆様のために、相続の経験豊富で、市川の地域事情にも詳しい専門家が親身になってお話をおうかがいさせていただきます。